アフリカの中心部、タンガニーカ湖のルワンダ南部にブルンジという小さな国があります。
世界でも特に貧しい国であり、アフリカで最も低いGDPでコンゴと結びついています。内陸の小さな国は、ルワンダが経験したのと同じ部族紛争も共有しています。ルワンダとは異なり、和解は行われていません。
ブルンジには経済活動の一翼を担うものがあります。
コーヒーです。
標高1,600m高地で主に栽培されており、昼夜の温度差が激しく、身の引き締まった美味しいコーヒー豆が栽培できます。
コーヒーは輸出品目のトップを占めており、ブルンジの国を支えていく上で欠かせないものになっています。
ブルンジの平均的なコーヒーファームのサイズと生産量は非常に小さく、多くの小規模農家が収穫したコーヒーチェリーをウォッシングステーションという、収穫したコーヒーチェリーを新鮮な間に外皮と果肉を除去し、水洗加工する施設に持ち込みます。中でもギットウェンジウォッシングステーションは、ブルンジのカヤンザ州のガタラという町にあり、1990年代に活動を始め、スペシャルティコーヒーの処理で高い経験を持っています。
平均して2500のコーヒー生産者がギットウェンジウォッシングステーションに貢献しており、ロットは一緒に処理されてから、味のプロファイルと品質に基づいてに分けられます。
一つのロットのコーヒーの中には、数百もの生産者のコーヒーチェリーが入っているということになります。
ギットウェンジウォッシングステーションは周囲の栽培者からコーヒーチェリーを購入するためのハブになっており、教育にも熱心に取り組んでいます。
最適な植え付け時間、ウェットミル処理前、昼夜アフリカンベッドでの乾燥中および後、さらに梱包前に、チェリーの慎重な収穫と特別な選別方法について農家を指導しています。
結果的に近年、このウォッシングステーションから多くのロットがCup of Excellence賞を受賞しています。
ブルンジのコーヒーと言えば飲み口は軽め、さっぱりとした酸味とオレンジなどを想わせる柑橘類の甘さが特徴でしょうか。
毎日飲むにピッタリのコーヒーだと感じます。
今回のブルンジ・ギットウエンジは“カップオブエクセレンス2019”において2位、準優勝の栄冠を手にしました。
その後行われた世界同時オークションにて、私達タカムラコーヒーロースターズが単独落札に成功。世界でタカムラでしか飲むことができないコーヒーです。
日本ではまだまだ認知度の低い国ですが、ブルンジは世界中から愛されている素晴らしいコーヒー生産国です。
【名称】コーヒー
【原材料名】コーヒー豆
【賞味期限】焙煎日より3ヶ月
【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて下さい
【製造・加工・販売業者名及び住所】タカムラ株式会社
〒550-0002 大阪府大阪市江戸堀2-2-18